めがね型のしめ縄はどういう意味があるの?飾り方の徹底調査!

お正月

京都に住み始めてから、お正月になると今まで見たことのない色々な種類のしめ縄が売られていることに気付き、ずっと気になっていました。

地元の人にとっては当たり前のことでも他の地域からきたものにとっては、その一つ一つにどのような意味があるのか?飾り方は?などわからないことばかりでした。

そこで、今回ずっと気になっていたお正月のしめ縄にどのような意味があるのかや飾り方について調べてみました。

しめ縄の意味は?

しめ縄(注連縄)は本来、神の領域である「清浄池」と「俗世」との境界を示すものであり、「不浄」が入ることを禁ずるために用いられてきました。

お正月飾りのしめ縄には古い年の不浄をはらい、その年の年神様をお迎えする歓迎の意味と、新年の五穀豊穣・無病息災・家内安全を願い、先祖の霊をお祭りする意味が込められています。

どこに飾ったらいいの?

【神棚飾り】

神棚の前に飾ります。

産土神(生まれた土地の守り神)、氏神様(古代の氏族が共同で祀った先祖神)、年神様(正月に家々に迎えて祀る神で豊作の神)など色々な神に大願成就を感謝し、安泰秩序を祈願して飾ります。

【玄関飾り】

神様を迎えられる清浄な場所ということを示すために、玄関のドア・引き戸の正面に吊るします

1年の五穀豊穣を感謝し、新しい年の厄よけを祈願して飾ります。

【略式飾り】

しめ飾りを簡略化したもので、台所、お風呂、トイレや各部屋の入り口に飾ります

日本には、八百万の神(やおよろずのかみ)と呼ばれるくらい古来より数え切れないほどの神々がいます。

その神々に一年の大願成就を感謝し、新しい平穏無事を祈願するため、飾る人の思いのある場所に飾ります。

〔水道用〕

古くは井戸の神様を奉り、水の神様(飲み水や田んぼの水などを司る神で、川井戸、泉などに奉られる一方、舵、河童、竜などの姿でも表されることもある)一年の無病息災を感謝し、新しい年の身体健康を祈願して飾ります。

〔台所用〕

古くは竈(かまど)の神様を奉り、火の神様に1年の平穏無事を感謝し、新しい年の家内安全を祈願して飾ります。

【自動車飾り】

フロント部分に取り付ける場合は、ナンバーを隠さず、走行中に外れないように、しっかり取り付けます。

車内につけるものもあります。

【門松】

新年の神様が降りてこられる目印として、一対にして玄関、門の両側に飾ります。

めがね型のしめ縄はどういう意味があるの?飾り方は?

調べてみたら、こちらのめがね型は、しめ飾りを簡略化したもの、台所・お風呂・トイレや各部屋に飾るものだそうです。

水引で結ばれている水引めがね、松竹梅が添えられている松竹梅めがねなどがあります。

略式のしめ縄にはこの他に輪に編まれた輪飾りや輪じめもあります。

まとめ

しめ縄の形は地域によって違うようです。

京都では、お正月にこんなに色々なところにしめ縄を飾って、前年の感謝とその年の祈願をしていることは知りませんでした。

このように、地域について調べることによって、住んでいるところのお祝いの仕方などを学び、取り入れて行けたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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