京都の南西に「やわたのはちまんさん」で親しまれる石清水八幡宮があります。
京の都の鬼門(北東)として比叡山延暦寺が置かれ、また、その裏鬼門(南西)にはこの八幡の石清水八幡宮が置かれ、京都を守ってきました。
毎年必ず、お参りに行き、八幡御神矢(はちまんごしんや)を受けて神楽舞(かぐらまい)をお願いしているのですが、その意味やお祀りの仕方など今まで調べたことがありませんでした。
そこで今回、どのような方法が正しいのか調べてみることにしました。
八幡御神矢とは
八幡御神矢は古くから石清水八幡宮に伝わる八幡大神様の御神威のこもった「おふだ」で、厄災を避け、福を招く特別な守護矢です。
厄除開運・必勝・家内安全・商売繁盛などの「おふだ」として授与されています。
お参りの仕方
石清水八幡宮で最も丁寧なお参りの仕方として、本殿で祈祷を受けてから、八幡御神矢を受けるのが慣しだったようです。
順番に決まりはないようですが、石清水八幡宮では八幡御神矢を受けてから本殿で祈祷を受けられることをお勧めしています。
八幡御神矢と神楽舞
八幡御神矢には、初穂料3,000円のものと5,000円ものの2種類あり、3,000円のものは御神矢のみで、5,000円のものは特別厄除御神矢と呼ばれ、八幡御神矢に「七色の組紐+金色の房=八穂」と「御旗」がつけられています。
お正月にお参りに行き、八幡御神矢を受けられると、神楽殿で清祓の神楽舞を奉納してくださいます。
自宅でのお札や御神矢のお祀りの仕方
御受けになった御神矢は神棚に供えられたおふだの近くにお供えします。そして、神棚は清浄で明るい目線より上のところに作り、おふだは「南向き」か「東向き」になるようにお祀りします。
また、祖霊社や仏壇と向かい合わない気をつける必要があります。
家の中に神棚がない場合は、タンスや書棚に白い紙を敷いて、その上にお祀りしても良いそうです。
おふだはいつかえしたら良いか
「おふだ」や「お守り」は一年ごとに新しくしていただくことが一番丁寧だそうです。
前年の古い「おふだ」や「お守り」は納め所にお返しいただき、新しい「おふだ」「お守り」をお受けくださいとのことでした。
まとめ
毎年お参りしに行き、特別厄除御神矢を受けているのにその意味やお祀りする正しい方法がよくわかっていませんでした。
おふだをお供えする向きや場所も大切ですし、祖霊社やお仏壇と向かい合わないように気をつけなければいけなかったのですね。
是非参考にしてみてください。