トマトは1年中お店で見ることができますが、季節によって色々な種類が販売されていることはご存知ですか?
大きいサイズのものから一口サイズのミニトマトまであり、色は赤の他にグリーンやブラック、オレンジやイエローまで様々です。
生のままサラダに入れたりすることが多いトマトですが、最近では、発酵トマトといってトマトを発酵させてヨーグルトと混ぜたりする新しい食べ方が考案されています。
今日は生のトマトの栄養だけでなく、トマトを発酵させることでどのように変化するのか、また、発酵トマトの作り方について調べて見ました。
トマトの栄養について
リコピン
トマトの赤い色の成分で、有害な活性酸素をの働きを抑える強い抗酸化作用があり、がんや動脈硬化を予防する効果が高いということがわかっています。
リコピンはカロテンの2倍、ビタミンEの約100倍と言われています。
カロテン
リコピンと同じように活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があります。
ビタミンC
発がん予防に有効とされる成分
ペクチン
お腹の調子を整える作用がある成分
カリウム
高血圧に有効な栄養素
ざっと調べただけでこれだけの栄養素がありました。
発酵トマトとは?
トマトを発酵させることで栄養素や旨味がアップし、乳酸菌が増えます。
そのため、食べ物の消化を助けてくれるようです。
発酵トマトの作り方
1、保存容器を煮沸します。
大きな鍋にガラス瓶の容器を入れかぶるぐらいの水を入れて沸騰させます。
沸騰したら弱火にし約15分火にかけ、その後、鍋から出し、衛生的なふきんの上に出し乾燥させます。
2、トマトはヘタを取り除き、水洗いします。
出来上がったトマトが使いやすい様に、皮を湯むきしたり、カットしたりして瓶に入れます。
3、発酵を促進するためにトマトの量の約1〜2%の塩を入れ菜箸などで混ぜます。
4、常温で2、3日置くとぶくぶくと泡が出てくるのでそうしたら完成です。
その後、冷蔵庫に入れ、二週間くらいで使い切る様にしてください。
5、異臭がしたり、カビが生えてしまった場合は、食べるのをやめてください。
瓶の内側・瓶の口部分・蓋の裏についた余分な水分をこまめに拭くことでカビを抑えることができます。
発酵トマトの使い方
今の時期、発酵トマトをヨーグルトなどに入れてひんやり食べるよりは鍋などに入れて暖かくして食べたいものです。
最初から整腸作用があるからといって、たくさん食べてしまうと、逆にお腹を壊してしまうかもしれません。
ですから、初めは、味噌汁や鍋の具材とともに少しずつ足して、様子と見ながら徐々に量を増やしていく方が良いかと思いますよ。
調味料の入ったこの様な鍋の素にちょい足しするのも良いかと思いますよ。
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元々、トマトは加熱すると、酸味やペクチンが肉や魚の脂っこさを和らげてくれますし、旨味や甘味が増します。
また、抗酸化作用のあるリコピンは加熱することで細胞壁が壊れ、油に溶けやすい性質もあるので、吸収率が3〜4倍にアップします。
そのため、発酵トマトをちょい足しすることで、冬に食べたくなる煮込み料理が栄養たっぷりになるのですね。
発酵トマトのまとめ
今回は、発酵トマトについて調べて見ました。
トマトを発酵させることによって、乳酸菌が増え、消化を助けてくれ、トマトの旨味も増すそうです。
これからの時期、発酵トマトを暖かい鍋などに入れるという、新しい食べ方も取り入れて見てはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
参考にしていただければ大変嬉しく思います。